布ナプキン歴17年の率直な使用感!使い方のコツも紹介

布ナプキンの使い方

節約のために使い始めた布ナプキン。

使い続けてもう17年になります。

そんな布ナプキン歴17年の私が、長年使い続けているからこその感想を、本音で書いていきます。

布ナプキンにまつわる噂についての実証や、使い続けるためのコツもご紹介しますので、どうぞ最後までお付き合い下さい。

断言!節約効果は絶大

私が布ナプキンを使い始めた理由は、節約のためです。

ここに断言します!

節約効果は絶大!

布ナプキン17年間の費用

私が購入した布ナプキンは、17年前。

約3,000円です。

布ナプキンがへたってきた時に、手作りしようとして購入したネル生地をプラスすると、約4,000円になります。

そのネル生地は、コロナ禍のマスク作りに使う事に。

紙ナプキンを17年間使用した場合の費用

生理期間中、ずっと紙ナプキンを使用した場合の費用をシミュレーションしてみましょう。

生理期間7日間

・1日平均4枚使用

・7日間で28枚使用

・1枚の価格は20円

このような場合だと、1ヶ月560円。

1年だと、560円×12ヶ月で6,720円。

17年では、6,720円×17年の114,240円。

驚愕の結果

1年で元が取れちゃってます。

布ナプキンの洗濯にかかるコストは、他の洗濯物と一緒に洗っていますので、ほぼ考えなくてOKです。

厳密には、洗濯機に入れる前に手洗いをするので、多少の洗剤や、水道代のコストはかかります。

だとしても微々たるもの。

微々たるコストも考慮し、紙ナプキンと併用したとしても、1年で元が取れます。

もし、私のように節約が目的で布ナプキンの使用を考えている人には、声を大にして断言できます!

布ナプキンは、超絶節約できる!

嬉しい効果!ニオイやムレが大幅に軽減

紙ナプキンは、ニオイや蒸れがかなり気になりますよね。

特に夏。

ショーツの中で汗をかいてしまって、肌荒れ必須という感じでした。

そしてニオイ。

いい匂いならいいんですが、苦手なニオイがつきまといます。

それが、布ナプキンだと大幅に軽減されるんです。

紙ナプキンのムレの原因を探ってみた

この記事を書くために、併用している紙ナプキンの袋を引っ張り出してきて、よくよく見て見ました。

今まで材料なんて見たことなかった
紙ナプキン構成材料

・ポリエステル

・ポリエチレン

こんな風に書いていました。

なるほどです。

紙ナプキンだとムレる訳ですね。

更に面白いことも書いあったので、ご紹介。

コットンのような肌触り

コットンは入っていません

ムレる材料でできているから、紙ナプキンはムレるんです。

布ナプキンは、「布」でできているので、通気性がいいからムレにくいんですね。

注意

布ナプキンだからといって、全くムレない訳ではない

そう。

確かにムレにくいです。

夏の紙ナプキンのように、ショーツ内が汗でビッショリということはありません。

私の布ナプキンの使い方ですが、四角いナプキンをたたみ合わせてるので、布on布on布状態です。

なので、真夏は少し汗をかくこともあります。

全くムレない訳ではありませんが、大幅に軽減はできます。

それまでは、ムレのせいで肌が荒れたり、痒くなったりしていましたが、そーゆー肌トラブルはなくなりました。

快適だよ。

布ナプキンだと匂わない理由

紙ナプキンの嫌なニオイの正体は、雑菌の繁殖です。

経血自体はあまりニオイがないそうです

高温多湿なショーツ内で、汗や経血を養分として雑菌が繁殖するそうです。

そして、雑菌や経血などと紙ナプキンの成分が合わさって、あの嫌なニオイを発するんですって。

布ナプキンだと、それらがないため、嫌なニオイがしないんですね。

生理痛が軽くなるという噂の真相

布ナプキンを始める前に調べた時、「生理痛が軽くなる」という記事をよく見かけました。

今でもそのように感じている方は、たくさんいるようです。

私の場合

生理痛の真相
生理痛は全く軽くならない

いいんです。

目的は節約なんで。

でも、生理痛が軽くなったらいいのになーとは、毎回思います。

生理痛で動けないほどではありませんが、相当辛いので、薬を飲んで生理期間を乗り切っています。

同様に、「冷えが軽減される」という噂についても、私の場合は当てはまりませんでした。

冷えの真相
冷えは軽減されない

私は、極度の冷え性です。

手足の末端組織に血液が行き届いていません。(笑)

なので、ヒートテックの肌着にヒートテックの靴下に、冬は靴下を履いて寝る始末。

布ナプキンにしたところで、私の冷え性が改善されることはありませんでした。

布ナプキンの洗濯の仕方は?面倒じゃないの?の答え

布ナプキンの洗濯の仕方については、別の記事で書こうと構想中ですが、多くの方が疑問に思うこの件について、私なりの意見をまとめてみました。

結論

結論からお伝えします。

布ナプキンの洗濯は、面倒ではない。

布ナプキンの洗濯の仕方

布ナプキンの洗濯の仕方をご紹介します。

  1. 帰宅後、使用した布ナプキンを水を張ったバケツに入れる
  2. お風呂に入ったとき、石鹸でこすり洗い
  3. ある程度の汚れが取れたら、洗濯機に
  4. 他の洗濯物と一緒に洗う

簡単4ステップです。

順番に説明していきますね。

1.使用した布ナプキンをバケツに入れる

血は、お湯で洗うと血液中のタンパク質が固まってしまって、シミとなってしまいます。

なので、水を張ったバケツに入れます。

夜中に使用した布ナプキンも、そのまま放置してまとめて夜に洗います。

布ナプキンの失敗経験談

血にお湯は厳禁というのは、一応知っていました。

知ってはいたんですが、本当なの?という疑いの気持ちもあって、一度お湯で洗ったことがあります。

お湯の方が、汚れが取れやすいイメージがあったので検証も兼ねてお湯で洗ってみました。

お湯で洗った結果

はい!シミになりました!

うっすらとしたシミが布ナプキンに残ってしまうという結果に。

漂白したりもしましたが、何をやってもその1枚はシミが残ったままです。

でも、気にしません。

誰に見せる訳でもないし、シミがあるだけで洗濯すれば清潔なので。

2.石鹸でこすり洗い

その日に汚れた布ナプキンを、夜、お風呂に入る時にお風呂場でこすり洗いをします。

半日〜1日とかのつけ置きはしません。

たまに、予洗いした布ナプキンの存在を忘れて次の日までつけ置きってことはありますが、単なる物忘れ。

長くつけ置きしなくても、キレイになりますよ。

石鹸でのこすり洗いについて

実は、我が家には、アルカリウォッシュがあります。

布ナプキン用に購入したのではなく、掃除用に購入したものです。

布ナプキンは「アルカリウォッシュにつけ置き」

と、よく言われていますが、アルカリウォッシュでも、石鹸でも大した違いは感じないので、私はいつも普通の固形石鹸でこすり洗いをしています。

MEMO
布ナプキンの予洗いは固形石鹸でOK

3.ある程度の汚れが落ちたら洗濯機に

布ナプキンは、固形石鹸である程度の汚れは落ちます。

なかなか汚れが落ちないときも、もちろんあります。

そんな時、私が利用しているのは「オキシクリーンマックスフォース」

オキシクリーンマックスフォースは、ワイシャツの襟、手首の袖の汚れ用に購入したものなんです。

何気にパッケージを読んでみると、血液の汚れにも効くらしい。

早速使ってみたら、これがもう効果抜群!

固形石鹸では落ちきれなかった汚れも、キレイにしてくれます。

高いから毎回は使わないの。

普段は、固形石鹸で、いざという時はオキシクリーンマックスフォース。

これが私のスタイルです。

4.他の洗濯物と一緒に洗う

布ナプキンを、他の洗濯物と一緒に洗うことに抵抗はありません。

他の洗濯物と一緒にしていつも洗っています。

ここ数年、ワイドハイターの粉タイプも併用しています。

ちなみにワイドハイターは、子どもたちの部活の衣類対策。

ワイドハイターとの併用が、布ナプキンにどう影響しているのかは微妙で、違いってものはよく分かりません。(汗)

柔軟剤を使用すると、吸収率が落ちるという噂もありますが、普通に柔軟剤を使用しています。

多少の汚れ残りは、洗濯機と太陽のパワーで真っ白になります。

どうですか?

私の洗濯方法。

結構雑ですよね。

でも、こんな雑なやり方で、布ナプキンを買い換えることなく17年続けられています。

予洗いという手間は確かにありますが、それさえ苦にならなければ、布ナプキンの洗濯は面倒ではありません。

洗濯が苦手に感じる人

・普段洗濯をしない

・洗濯を毎日しない

・洗濯が嫌い

もしこれに当てはまるなら、布ナプキンの洗濯を面倒に感じるかもしれません。

布ナプキンは漏れそう!3つの漏れ対策で安心

布ナプキンはモレるんじゃないの?と思っている方は多いんじゃないでしょうか?

答え
布ナプキンはモレる

はい、そうなんです。

布ナプキンはモレます。

ですが、今からお伝えする私流の3つの対策でモレ対策はできるので、安心して下さい。

紙ナプキンで漏れ対策

一番手軽な対策、紙ナプキンの使用。

そもそも、モレる時ってどんな時なのでしょうか?

それは

  1. 経血の量が多いとき
  2. 動き回るとき
  3. 就寝時

大体この3パターンです。

慣れない内は、この3パターンの時に、紙ナプキンを使用することでモレ対策ができます。

私は、多い時の外出時に紙ナプキンを使っているよ。

でも、この3パターンって紙ナプキンの時もほとんど一緒じゃないですか?

経血の量が多い時、紙ナプキンだと紙ナプキンが全吸収してくれますが。

布ナプキン2枚使いでモレを防ぐ

いやいや、紙ナプキンじゃなく他の方法を教えてよってツッコミに、お答えします。

もしかしたら奇抜な対策なのかもしれませんが、名付けて

布ナプキン二刀流

布ナプキンを使い始めてから、割とすぐにあみ出した秘策です。(笑)

これなんですが、絶対おすすめです。

名前の通り、布ナプキンを2枚使いするんです。

1枚目は、普通にショーツにあてがいます。

もう1枚は、三角に折りたたんで1枚目の布ナプキンの後ろ側に重なるようにセットします。

図を書いてみたよ。
布ナプキン漏れ対策

この方法で、ほぼ漏れ知らずです。

布ナプキンは、想像しているより意外と漏れません。

ただし

注意
紙ナプキンが吸収できる量と同等の経血量は吸収できません

そうなんです。

思っているよりかは漏れませんが、紙ナプキンには、吸収体というものがついています。

その吸収体が、大量の経血量を吸収してくれるので、ショーツまで経血が漏れてしまうなんてことはありませんが、布ナプキンもイメージよりかは漏れませんよ。

四つ折りにして安心

普段メインで使用している白うさぎの大サイズの布ナプキンは、三つ折りにしています。

特大サイズだと、四つ折りにすることができます。

四つ折りにすることで、ショーツまでの層を増やして、ショーツに漏れてしまうことを防ぎます。

ちょっとゴワゴワ感はありますけどね。

この3つの対策で、布ナプキンの漏れ対策はバッチリ。

漏れがどうしても心配という方は

  1. 多い日
  2. 外出時

は、使い捨ての紙ナプキンを使ってみては?

家にいる時に布ナプキンを使ってみて、外出時や多い日も布ナプキンを使用できるのか、見極めてみるといいかもしれません。

私の1番の漏れ対策は、布ナプキン二刀流。

経血の量が減るというのは本当?

経血量ですが、減りません。

布ナプキンに変えて、経血量が減った!という体験談を見たことがあります。

が、経血量は減りません。

紙ナプキンの時でも、経血量は毎月微妙に変化していたので、その微妙な変化でそう感じてるのかな?なんて推測しています。

例えば、トイレに行った時にたまたまドバっと出る時がありますよね?

そうすると、布ナプキンにつく経血の量は減る事になります。

そうゆうのと合わさって、「経血量が減った」という体験談に結びついているんじゃないでしょうか?

17年間布ナプキンを続けていますが、この件に関しては謎です。

布ナプキンはズレる!ズレ対策あります

布ナプキンは、ある状況によってズレます。

という事は、その状況さえ作らなければ、ズレないという事になります。

では、布ナプキンはどんな状況でズレるのでしょうか?

ショーツと肌のゆとりでズレる!

布ナプキンがズレる状況、それはズバリ!ショーツと肌のゆとりです。

ゆったりとしたショーツ+布ナプキンだと、確実にズレます。

ゆったりショーツの場合、激しい動きだともちろん、歩くだけでもズレて、布ナプキンが前半分にずれたり、後ろの方にズレまくったりします。

なので、ゆとりを作らないような対策が必要です。

その対策って?

ピッタリショーツでズレ対策

ピッタリショーツを履くことで、ズレ対策ができます。

私は、学生の時は生理用ショーツを履いていたのですが、今は生理中も普段使用しているショーツを履いています。

普段使いには、オシャレ下着とゆったり下着とあって、気分で使い分けているんですが、布ナプキンにゆったり下着は厳禁!

脱いだ時にスッキリする程のピチピチじゃなくていいので、ピッタリめのショーツを履いてみて下さい。

ズレませんから。

布ナプホルダーを使う

布ナプキンホルダーを使ってみるというのも、ズレ対策になります。

あまり私は布ナプキンホルダーを使わないのですが、この方法でもズレ対策はバッチリです。

ホルダーを使わない理由

・ホルダーに経血がつくと嫌

これが理由です。

布ナプキンホルダーで、布ナプキンを固定するのですが、ホルダーに経血がつくことがあって、それが嫌なんです。

ホルダーは購入1枚、手作り1枚の合計2枚ありますが、毎月は使用していません。

なくて困る、という思いもしたことありません。

私にとっては、あったらあったでいいな、というくらいの存在感です。

布ナプキンの使い始めの頃は、毎月使用していたので、今から布ナプキンを始めてみようという方は、1枚だけ購入して様子をみることをおすすめします。

布ナプキン最大の失敗談とその対策

布ナプキンの最大の失敗談、最大の失敗であるの、にいつまでも繰り返してしまう失敗が私にはあります。

「やってもうたー。」

いまだに叫ぶことがあります。

それは

トイレに落としてしまうこと。

そうなんです。

いまだにトイレで落としてしまうことがあります。

多い日が過ぎると、グッと経血量が減るので、ついつい布ナプキンをつけていることを忘れてしまうんです。

普通にショーツを下ろした時に、そのままトイレにぽっちゃん。

最悪です。

対策はですね、布ナプキン全集中!コレです。

布ナプキン全集中とは、トイレに入る時に「自分は今布ナプキンをつけている、つけている」と布ナプキンに全集中する事です。(笑)

そうすることで、トイレに落としてしまうことを防げます。

後は、布ナプキンホルダーという手もあります。

布ナプキンの率直な感想と使い方のコツまとめ

布ナプキン歴17年の私のリアルな本音をまとめてみましたが、いかがでしたか?

  1. 布ナプキンは節約効果が絶大
  2. ニオイやムレが大幅に軽減
  3. 生理痛はなくならない
  4. 布ナプキンの洗濯は面倒ではない
  5. 二刀流使いで漏れ対策
  6. 経血の量は減らない
  7. ピッタリショーツでズレ対策

メリットもデメリットもある布ナプキン。

でも、なんでもメリットとデメリットってありますよね。

もし、布ナプキンに多くのメリットを見出せたなら、ぜひ布ナプキンを始めてみてはどうでしょうか?

その時は、まずは使い捨ての紙ナプキンと併用して始めてみることをおすすめします。

何か疑問に思うことがあれば、お気軽にお問い合わせください。

快適な布ナプキンデビュー応援してます!